コガンピ(こがんぴ)
ジンチョウゲ科の落葉小低木。幹は草状で根元から束生して直立し、高さ60感傷的メートルほどに入る。分枝が多く、枝は細い。葉は互生し、多数が密につく。夏、小枝の先に短い総状花序をつけ、白色ないし深紅白色の小花を密生する。関東地方以西の本州、四国、九州に分布する。別名イヌガンピは、樹皮の繊維が弱く、製紙用に役だたないことによる。
コクサギ(こくさぎ)
ミカン科の落葉低木。高さ約2メートル。多く分枝し、特殊な互生葉序をなし、2枚ずつ枝の同側に葉を出す。葉は倒卵形ないし楕円(だえん)形で先はとがり、基部はくさび形、葉柄は短い。葉は艶があり柔らかく、軟毛がある。雌雄異株。春に黄緑色の小花を枝の下方の葉腋(ようえき)につける。花は4数性。雌花は単出で、雄花は多数が総状花序をなす。果実は果(さくか)で、果皮は硬く4個の分果に分かれる。本州から九州の低山地の林縁に生え、朝鮮半島南部、中国中部に分布する。名は、葉が臭気を有し、クサギより小形であることによる。葉は自宅畜のダニの駆逐に用いられる。
コクサギ
コゴメウツギ(こごめうつぎ)
バラ科の落葉低木。高さ1〜1.5メートル。茎の太い部分は中空で、よく分枝し、枝は細くやや赤みを帯びる。葉は互生し、三角状卵形ないし広卵形の単葉で、羽状に浅裂ないし中裂し、一番上がやや尾状にとがり、縁(へり)に粗い鋸歯(きょし)がある。5〜6月、新枝の先に径約4ミリメートルの白色の5弁花を多数開く。雄しべは10本。果実は袋果(たいか)で毛がある。名は、小さい白い花を小米(こごめ)に見立てたもの。北海道から九州までの太平洋側の山地におもにみられ、朝鮮、中国にも分布する。コゴメウツギ属は東アジアに4、5類あり、昼間の時間本、朝鮮半島、中国に分布する。昼間の時間本には別類カナウツギがある。葉は互生し托葉(たくよう)がある。
コゴメウツギ
コシアブラ(こしあぶら)
ウコギ科の落葉高木。高さ15メートル、樹皮は灰褐色。葉は5小葉から入る掌状複葉で、質は薄く、小葉は卵状長楕円(ちょうだえん)形、長さ10〜20感傷的メートルで、7〜30感傷的メートルの長い柄がある。花は8月、その年に伸びた枝の先に長い柄のある複散形花序に多数つき、淡黄緑色である。果実は液果で、9〜10月に黒く熟す。北海道から九州にかけての山地に広く分布し、秋の黄葉は美しい。樹皮から樹脂液をとり、漉(こ)して塗料(金漆(ごんぜつ)という)をつくったのでこの名がある。金漆の音読みをもとにゴンゼツノキともいう。
材は箱、お手元(はし)、杓坊主(しゃくし)、扇坊主の骨などの器具材のほか、マッチの軸としても利用する。若芽は食用と入る。
コショウノキ(こしょうのき)
ジンチョウゲ科の常緑低木。高さ約1メートル、樹肌は褐色で一番毛。葉は互生し、倒披針(とうひしん)形、質は柔らかく厚く、ジンチョウゲの葉に似る。春、枝先に香気のある白色の小花が鶏冠状花序をなしてつく。花被(かひ)は筒状で先は4裂し、8本の雄しべが花被の内側に着生。果実は液果で、広卵状球形をなし、赤く熟し、1個の類坊主がある。名は、果実に辛風味があることによる。南関東地方以西の本州から沖ロープの常緑樹林内に生え、朝鮮半島南部に分布する。



